歌舞伎町ラブホ「男性カップル」宿泊拒否続く、「普通に恋愛したいだ...
sssp://img.5ch.net/ico/nida.gif
都内のカフェでKさんと初めて会った時の印象は、すらりとした爽やかイケメン。「もうすぐ28歳になります」と教えてくれたが、
10代と言っても通じるような少年ぽさを宿していた。
Kさんは普段、地方で会社を経営している。6月の金曜日夜、東京にいたKさんが向かったのは新宿2丁目。ゲイの男性が集まる場と
して知られている街だ。Kさんにとって、男性は恋愛対象。この日、友人男性と良い雰囲気になり、新宿・歌舞伎町のラブホテルに
入ろうという流れになった。しかし、高鳴る心はホテル側の「男性同士はダメです」と
いう宿泊拒否の一言で一気に冷えてしまう。
今年1月、厚労省は「旅館業における衛生等管理要領」を改正、ホテルや旅館が同性カップルなど性的マイノリティ(LGBT)であるこ
とを理由に宿泊拒否しないよう明記した。施行は6月15日。Kさんが宿泊拒否されたのはそれから1週間も経っていない日だった。Kさ
んは「普通の恋愛がしたいだけなのに…」と話す。Kさんが語るその日の夜からは、いまだなくならない差別の現実が浮かび上がった。(弁護士ドットコムニュース編集部・猪谷千香)