【衝撃】僕と彼女の話
これは僕が中学生の頃の話
僕は周りの人と少し違った
なんというか周りの人には”自分”というものがあるように感じた
僕には自分というものが無いように感じた
引用元: http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1357225896
そして、どうしてここまで均質化された学校の教室という場所でこれまでの違いが出るのだろうと気持ち悪く感じることすらあった
そんな僕にも多少は自分というものがあった。
勉強などのめんどくさいことはしたくないなどの普通の人が持ち合わせている感情を少しながら持っていた
でもそれだけの自分という人格だけでは、すごく周りから浮いてしまっていた
だから僕は、周りに合わせて自分を作ることにした。
周りにの顔を見て、僕をどうゆう人間だと思っているか見極め、それの通りに演じてゆく
人に合わせて仮面を被るという行為
そんなとても簡単なこと
それを続けてきた
でも物心ついた頃からやってきて、誰にもバレていなかった、仮面は中学に入って7ヶ月経った、12月10日、
クラスメイトにばれた
そのクラスメイトはあまりしゃべったことすらない、さやという女の子だった
放課後、日直のため教室の掃除の当番だったので掃除をしている時、さやは唐突に教室に入ってきて僕の所にきて小声で囁やいてきた
さや「ねぇ、君、自分を作ってるでしょ」
何故バレたのかまったくわからなかった
何故バレた、何故バレタ、何故バレタ、
ナゼバレタ、ナゼバレタ、ナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
ナゼバレタナゼバレタナゼバレタ
そんな思考が走り、僕は完全に動揺し、止まっていた
本当の自分を知られてしまったら、こんな人間、気持ち悪いと思われる。と思っていた僕にとって、
これは爆弾を投げられたようなものだった
だがさやは僕の様子を見てまた小声で囁いてきた
さや「そんな動揺しなくていいよ、私も同じだから」
そして1枚の手紙を渡された
僕「・・・なにこれ」
さや「読んで、掃除が終わったらきてね」
手紙には、教室棟屋上と書いてあった
掃除が終わり、僕は指定されていた場所まで行った
そこには僕をよんだ本人がいた
僕「やあ、待たせてごめん
12月の屋上なんて寒かっただろう?」
さや「意外に早いのね」
彼女は教室では絶対に見せない冷めた表情でそう言った
彼女は教室では絶対に見せない冷めた表情でそう言った
そもそも彼女は、クラスでは明るい性格だった。
僕はそれに戸惑い、何を言えばいいかわからなかった
さや「なに?黙っちゃって、あなたも私と一緒でしょ?驚くことないじゃない」
僕は気づいた、戸惑ったのは彼女の豹変ぶりじゃなく、
彼女が何を望んでいるかわからなかったからだ
初めてだった。
相手の顔を見てその人が何を望んでいるのか、
わからないということは
だからわかった
僕と彼女は同じだ
同じように仮面を被ってそれを演じているんだと
早くも書き貯め終わったんだが・・・
見てる人がいるならちょこちょこ書いてくけどいないなら寝ます
見てくれてる人がいるみたいだし2時まで書く
遅筆だからごめんなさい
ぱんつぬいでいい?
>>29
そういう描写はない予定
入れた方がいいか?
たぶん入らないってか書けないけど
>>31
あったなら書いて
>>33
なにもなかったですね
だから、書くにも書けない
僕「そっか君も同じなんだね」
さや「そうみたいね
まさか私と同じような人がいるとはおもってなかった」
僕「それで、僕にどうしろと?」
さや「別に、私はなにもあなたに望んでない」
僕「え?なにか用があるんじゃないの?」
さや「別に、気になったから声をかけたそれだけ」
さや「別に、気になったから声をかけたそれだけ」
僕「そうなんだ、
・・・じゃあ僕の方から質問していい?」
さや「いいよ」
僕「それじゃあ・・・
君はどうしてそういう風になったの?」
さや「いきなり答えにくいことを聞くのね」
僕「あ、聞かない方がよかった?
ごめんね」
さや「いいえ、答えるわ
・・・私は私の両親を目の前で殺されたわ」
僕「・・・そうなんだ」
こんな話を聞いても僕の心は何一つ動かなかった
驚きすらもしなかった
・・・自分でも怖いくらいに
さや「それで、私は感情を失った
医者からは、目の前の悲惨な出来事から逃れるための
心理的な適応だときいた
私はこんな理由だよ
それで、君は?」
僕「理由なんてないよ」
さや「本当に?」
僕「本当に
僕は客観的に見て幸せな家庭で育っているし」
さや「そうなんだ
そこは私と違うね」
僕「もう一つ質問、君は完全に自分の想いがないんじゃない?」
さや「ないね、あなたにはあるの?」
僕「多少はね、ほんの少しだけど
最後に一個質問するね」
さや「なに?」
僕「君ってもしかして・・・・
死にたいの?」
こと問いはすべきではなかったのかもしれない
でも、それでも、僕が彼女からたった1つの、
唯一感じた感情を言い表すなら、「死にたい」だった
それは、どうしようもなく、暗い感情だった
さや「・・・うん、そうだね
なんでわかったの?」
僕「なんでって言われても・・・
さやさんが望んでいることはなにかなって思ったら、
死にたいんじゃないかって感じたから」
さや「そっか・・・私、死にたかったのか
なんだ、私にも感情があったのか・・・・」
そう言って彼女は泣き始めた
僕「えっどうしたの?
辛い?大丈夫?」
さや「うん、平気だよ、
これは悲しいんじゃないんだよ
嬉しいの・・・
自分にも多少なりとも感情があるんだってわかって・・・・」
そう言って泣きじゃくる彼女を見て僕は唖然とした
スポンサードリンク
今のスペックは?
>>50
誰の?
>>1の
>>52
高校2年だよ
さやさんが泣いているのは良い兆候かと思って、
ただ近くに座っていた
感情がないと思っていた彼女の感情は実はあったのだときづけたのだから
でもだんだんと彼女の泣き方が酷くなっていっていた
最初は音も立てずにただ泣いていたけれど、
いまは声をあげて、まるで大切な人を亡くしたかのように
僕「ねえ、?大丈夫?
ねえ、ねってば」
僕は声をかけたがさやさんは泣き続けていた
僕の声なんて聞こえていないようだ
そして、さやさんは泣きながら、小さな声でなにかをしゃべり始めた
さや「わ・・・・・こ・・・・・・・」
よく聞こえないので僕は耳を近づけた
さや「わ・・が・・こ・・した・・・
わた・・・・ころ・・・・・・」
そして彼女はこう言った
さや「わたしが・・ころしたの・・・?」
彼女は一瞬ぶるっと震え、そして壊れたようにうなだれて
そうしたかと思うと、突然走りはじめた
そして屋上から降りる階段の扉を開けて下に走っていった。
僕「えっと・・・これってさすがに追いかけなきゃいけない・・・よな?」
そう思い僕は彼女を追いかけた
追いかけたが、僕は慢性の運動不足で思うように早く走れない
そして校門を出てすぐ、足がもつれてこけてしまった
僕「いてて・・・って・・・え?」
だが追いかけていた方向を見るとさやさんもこけていた
大丈夫、追いつける、そんなことを考え、すぐにたち、追いかけた
結局追いついたのは、学校から少し離れた場所にある公園だった
僕「っちょっとっとまってっ!」
そう言いやっとの思いで彼女の腕を掴んだ
すると彼女は止まりその場に座り込んだ
僕「急に、どうしたの?」
さや「・・・感情が戻ったのかもしれない」
僕「それって良いことじゃないの?」
さや「・・・感情と一緒に記憶も戻ったの・・・・・」
さや「私が・・・両親を殺した、と思う」
僕「それってどうゆうこと?」
さや「さっき思い出したの・・・
電車のホームで私が父親を押して・・・
お母さんは父親を助けようとして・・・」
僕は父親という言い方とお母さんという言い方
が違うことに疑問を覚えた
そして直感だけどこう感じた
僕「父親は君に暴力をしていて・・・
母親は君も大切だったが父親も大切だったから・・・・
どうやったら家族を幸せにできるか考えていた・・・?」
さや「・・・・そういうこと」
僕「それで、幸せになるためには父親を殺せば良いと思ったが
母親は父親を助けようとして・・・しんだってことか?」
さや「・・・なんでもわかるのね」
僕「いまの君もには感情がある
だからなんとなくわかる」
さや「そう・・・じゃあさよならって言ったら伝わる?」
僕「それは見過ごせない」
さや「・・・・なんで?」
僕「気づいてないの?
さや「・・・なにに?」
僕「心の何処かで
生きたい ・・・・って思ってるはずだよ?」
さや「・・・じゃあどうすればいいの?」
僕「僕に聞かないでよ
自分で考えて」
さや「・・・・・」
そして彼女は下を向いた
僕は彼女が考えるのを待った
そして10分くらいが経とうとしたころ
唐突に彼女は走りだし
通行車両に突っ込み車に跳ねられた
彼女は自殺しようとした
その結果は運が良かったのか悪かったのか
全治3ヶ月の怪我だけで済んだ
彼女の怪我の経過は順調だった
しかし、記憶はまた消えていた
そして感情は小学生レベルのものまで落ちた
今度は無感情ではないのが救いなのかもしれない
数ヶ月経ち彼女は退院した
僕は気になり何度か彼女のお見舞いに行ったが
優しいお兄さんと認識されているようだ
あだ名は
仮面のお兄さん
だけど僕に感情がないとは思ってないようだ
いまではメル友になっている
僕にとってこの一件は
すこし悲しい出来事で、1番感情が揺れ動いた出来事だった
おわりでーす
質問とか
意見とかどうぞ
答える分は答えます
え、これ実話なの?
>>85
まえのほうで半分実話ベースとか言ってたけど
3割~2割くらいまでに落ちてます
よかったぞ
一番かわいそうなのは突っ込まれた車の人だな
面白かった
スポンサードリンク