ひろし「おーい帰ったぞー」みさえ、しんのすけ、ひまわり「ビクッ」
1: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2017/03/29(水) 23:45:09.567 ID:ID:WI1gFGnodNIKU.net
ひろし「ただいまー」
みさえ「お、お帰りなさい…今日は早かったのね…?」
ひろし「外回りからそのまま帰ってきた」
みさえ「そうだったの…」
ひろし「ひまわりちゅわーんパパが帰ってきましたよー」
ひまわり「・・・・」
みさえ「あ、あの…こんなに早く帰ってくると思わなくて、お風呂まだ沸かしてないんだけど…」
ひろし「あ?じゃあ今すぐ沸かせよ」
引用元: ・ひろし「おーい帰ったぞー」みさえ、しんのすけ、ひまわり「ビクッ」
みさえ「う、うん…」
ひろし「チッ…さーて、仕事終わりで疲れたから甘いもん食いてーな。そうだ!昨日買っといたプリン食べながら風呂沸くの待つか!」
ひまわり「・・・・」
しんのすけ「・・・・」
ひろし「俺のプリンちゃ~ん待っててくれてるかしら~♪」ガチャッ
ひろし「…おい、俺のプリンがねーんだけど?」
しんのすけ、ひまわり「ビクッ」
ひろし「…誰だ?俺のプリン食ったやつ?」ギロッ
しんのすけ、ひまわり「・・・・」
みさえ「今お湯溜めてるから、先に晩酌でも…どうしたの?」
ひろし「あ?どうしたのじゃねーよ、俺のプリンがねーんだけど?」
みさえ「え…」
ひろし「どういうことだよ?昨日買っといたプリンなくなってるって?ああ!?」グイッ
みさえ「い、痛い!やめて!髪引っ張らないで!」
ひろし「ざっけんなよてめえ!」ビシッ
みさえ「きゃあッ!やめて!」
しんのすけ、ひまわり「ガタガタ」
みさえ「しんのすけ!しんのすけが!食べちゃったの!!」
しんのすけ「!?」
ひろし「しんのすけだぁ?」ギロッ
みさえ「ハァッ、ハァッ…そうよ…この子が…食べちゃったのよ…」
ひろし「てめえか俺のプリン食いやがったの」
しんのすけ「あ…オラ…」
ひろし「何勝手に俺のプリン食ってんだよてめえ!」バシンッ!
しんのすけ「ああッ!」
ひろし「オラアッ!てめえがやってることは泥棒だぞ!」バキッ!
しんのすけ「がッ…!」
みさえ「も、もういいじゃない?子供がやったことだし」
ひろし「あぁ?そもそもてめえがこいつちゃんと見張ってねーから俺のプリン食われてんだろうが!ああ!?」
みさえ「ひっ…」
しんのすけ「な…い…」
ひろし「あ?」
しんのすけ「プリン…食べ…たの…オラ…じゃない…」
ひろし「言い訳してんじゃねーぞクソガキ!」ボコッ
しんのすけ「ぐッ…!」
みさえ「ねぇもういいじゃない?あんま顔とか殴らないでよ、また幼稚園とかで先生から言われるじゃない」
ひろし「チッ」
しんのすけ「ぐ…オラ、プリン食べてないゾ!」
ひろし「まだ言ってんのかこいつ…!」
しんのすけ「オラじゃない!オラじゃない!プリンはひまわりが食べちゃったんだゾ!」
ひろし「はぁ?」
しんのすけ「かあちゃんがひまわりのおつやにプリンあげてたんだゾ!」
みさえ「!?」
ひろし「おい」ギロッ
みさえ「ちょ、ちょっとしんちゃん?なに言ってんの?」
しんのすけ「本当だゾ!ひまわりのおつやにかあちゃんがプリンあげてたゾ!オラ見たもん!!」
みさえ「しんのすけ?嘘はやめなさい?」
しんのすけ「嘘じゃないゾ!オラ言ったもん!とうちゃんのプリン勝手に食べたら怒られるゾって!」
みさえ「しんのすけ」
しんのすけ「そしたらかあちゃんがとうちゃんが帰ってくる前に同じのを買ってくるから大丈夫って言ってたんだゾ!!」
みさえ「しんのすけやめなさい」
しんのすけ「本当だもん!オラ見たもん!! 」
みさえ「いいかげんにしなさい!!!」
しんのすけ「ビクッ」
みさえ「あんたって子は!なんでそんな平気で嘘がつけるのよ!!」ビシッ
しんのすけ「ああッ!」
みさえ「そんなウソつきに育てた覚えはないわよ!!」バシッ
しんのすけ「ああああああああ!!!」
ひろし「おい」
みさえ「ほんとに!あんたって子は!いつもいつも!」ビシッバシッ
しんのすけ「うわぁあああああああん!!」
ひろし「おい!」
みさえ「!?」
ひろし「泣かすなよ、通報されて児童相談所来たらどうすんだよ」
みさえ「あ…」
ひろし「てめえも泣いてんじゃねーぞ」グイッ
しんのすけ「・・・・」
ひろし「泣いたら殺すぞ?」
しんのすけ「コクコク」
ひろし「よーしそれでいいんだ」
しんのすけ「あ…その…」
ひろし「オラアッ!」ドコォッ
しんのすけ「ぐはあッ!」
ひろし「泣くんじゃねーぞオラッ!」バキャッ
しんのすけ「ぎッ!…うう…」
みさえ「・・・・」
ひろし「このガキ!ふざけやがって!」ボコッドスッ
しんのすけ「がッ!ぐッ!…やめ…」
みさえ「あなたもうそのぐらいで…」
ひろし「ああ!?」
(ピピッピピッお風呂が沸きました)
しんのすけ「!」
みさえ「!」
ひろし「…風呂、沸いたか」
ひろし「…風呂、入るか」
しんのすけ(なんとか助かった…)
ひろし「…そうだ、しんのすけ、父ちゃんと風呂入るか?」
しんのすけ「え…」
ひろし「よーし風呂入ろうぜ」グイッ
しんのすけ「や…オラ…一人で入る…」
ひろし「なんだよ恥ずかしがんなよー」ズルズル
しんのすけ「オラもう一人でお風呂入れるゾ!」ジタバタ
ひろし「・・・・」ズルズル
しんのすけ「かあちゃん!助けて!やだ!オラまだお風呂はいりたくないゾ!」ジタバタ
ひろし「・・・・」ガチャッ
しんのすけ「あああああああ!!」ジタバタ
ひろし「・・・・」ブンッ ドサッ
しんのすけ「いッ!…つつつつ…」
ひろし「よーし、まずはシャワーあびねーとなー」キュッ サァアアアアア…
しんのすけ「!?あつッ!あついいいいいいいい!!!」
ひろし「おらっ、ちゃんと洗えよ」サァアアアアア
しんのすけ「ぎゃあああああああ!!!あついあついあついあつい!!!!」
ひろし「おい風呂場は声響くんだから大声だすなよ」
しんのすけ「うあああああああああん!!!」
その頃の北本宅
アアアアアアアア!!!アツイツイ!!!
北本(はぁ…また野原さんとこしんちゃん虐待してるみたいね…)
北本(大丈夫かしら…でも私に出来ることはなにもない…)
北本(最初の頃は児童相談所に通報したりしてたけど、ひろしさんに通報バレてからは一度もしてない…)
回想
ひろし「お宅ですよね?児童相談所に通報したの?」
北本「え…?いやあ…知らないけど…なにかあったの?」
ひろし「とぼけないでくれます?もうわかってるんで。だいたいウチのは虐待じゃなくて躾ですから通報する必要ないんですよ」
北本「・・・・」
ひろし「悪いことした子は叱る、当然のことですよね?今度また児童相談所に通報したりして騒ぎにしたら…お宅どうなるかわかりませんよ?」
回想終わり
ひろし「おい、あんま大声だすなって」
しんのすけ「ぎゃあああああああ!!!」
ひろし「チッ、大声出すなって言ってんだろうが!!」 トボォッ
しんのすけ「!?ゴボゴボ…」
ひろし「ハハッ、こいつはおもしれえ」
しんのすけ「ゴボゴボ…」ジタバタジタバタ
ひろし「どうだしんのすけ?」グイッ
しんのすけ「プハァッ!ハァッ…ハァッ…」
ひろし「なんだ感想もねーのか」ドボンッ
しんのすけ「!?○#%△ゴボゴボ…」ジタバタ
ひろし「おらなんか言ってみろよ!あ、言えねーのかwww」
しんのすけ「ゴボゴボ…」ジタバタ
ひろし「ほーらしんのすけまだ死ぬなよー」グイッ
しんのすけ「プハァッ!ハァッ…」
ひろし「なんてなwww」ドボンッ
しんのすけ「ゴボゴボ…」
ひろし「ん?」
しんのすけ「・・・・」シーン
ひろし「あれ?死んだか?」
ひろし「しんのすけ?」
しんのすけ「・・・・」シーン
みさえ「ねぇあなた…しんのすけのこともう…」
ひろし「みさえ」
みさえ「え?」
ひろし「しんのすけが死んだかもしんね」
みさえ「え?え?嘘でしょ?」
ひろし「いやわかんねーけど、動かなくなった」
みさえ「え、なにそれ?どうすんのよ?」
ひろし「みさえ、ドライヤー持ってこい」
みさえ「え?ドライヤーなんかでなにすんのよ?」
ひろし「いいから早く、コンセント繋いで持ってこい」
みさえ「う、うん」
みさえ「あなた、持ってきたわよ」
ひろし「おう」
みさえ「でもドライヤーなんかどうすんのよ」
ひろし「黙って見とけ」カチッ ブォーン
みさえ「・・・・」
ひろし「・・・・」ブンッ ガシャンッ
みさえ「ちょっと!あたしのドライヤー!」
ひろし「黙ってろよ」
みさえ「・・・・」
ひろし「まだ死なさねーよ」
しんのすけ「・・・・」
ひろし「電気!」ボチャン
ビリビリビリビリ!!!
みさえ「きゃああ!!」
しんのすけ「ビクビクビクッ」
ひろし「電気!」ボチャン
ビリビリビリビリ!!!
しんのすけ「ビクビクビクッ」
みさえ「あなた!?」
ひろし「電気!」ボチャン
ビリビリビリビリ!!!
しんのすけ「・・・・」シーン
ひろし「くそっ、ダメか…」
みさえ「あなた…」
ひろし「電気!」ボチャン
ビリビリビリビリ!!!
ブツッ!
みさえ「きやっ!停電!?」
ひろし「ブレーカー落ちたか」
みさえ「あれ?あなた、ブレーカーどこだっけ?」
ひろし「あー、廊下のとこだろ」
ピンポーン
みさえ「ビクッ」
ひろし「!?」
ヨシリン「あれ、野原さんいないのかな?」
ミッチー「でも車あるからいるんじゃない?」
ヨシリン「さては僕たちが来るのを察知して寝たフリしてるんじゃ…」
ミッチー「えー、せっかく今日スーパーでみさえさんと会ってすき焼きっぽい買い物だったから楽しみにきたのに~」
ヨシリン「インターホン壊れてんのかな?」ガチャッ
ヨシリン「あれ?ドア開いてる?」
みさえ「あなた、どうしよう、誰か来たみたいだけど…」
ひろし「とりあえず上手く追い返せ!」
ガチャッ
みさえ「入ってきた!?」
ヨシリン「野原さーん!いるんでしょー」
みさえ「ヨシリン!?」
ミッチー「あー!やっぱりいるじゃないですか~」
ひろし「あいつら…!」
ヨシリン「野原さん家今日すき焼きなんですよね?一緒に食べましょうよー」
ミッチー「卵は持ってきてるんで大丈夫ですよ~」
みさえ「ちょっと!勝手にあがらないでよ!」
ヨシリン「おかまいなくー」
ひろし「チッ…!俺が行くか…!」
ミッチー「みさえさんなんで電気消してるんですかー?」
ひろし「おい」
ヨシリン「あ、ひろしさんもいるじゃないですか」
ひろし「お前ら何しに来たんだよ」
ミッチー「なにって、すき焼きご馳走になりに決まってるじゃないですか~」
ひろし「呼んでねーよ!」
ヨシリン「野原さんところだけ電気が消えてるってことは、ブレーカー落ちちゃったんですか?」
みさえ「え、えと…」
ミッチー「あ、ここにブレーカーあるじゃん」
ヨシリン「ほんとだ!」カチッ
ミッチー「あ、私お手洗い借りてもいいですか?」
ひろし(まずい!トイレに行けば風呂場のしんのすけの死体も見られる!)
ひろし「いやトイレはその…」
ミッチー「さっきからトイレ行きたかったんですよね~」ズカズカ
ミッチー「あれ?」
ひろし(くそっ!間にあなかったか…)
ミッチー「野原さーん、なんで湯船にドライヤー浸けてるんですか? 」
ひろし「え?」
ヨシリン「ほんとだー、しかもドライヤー壊れてるじゃないですか」
ひろし(しんのすけは!?どこに行ったんだ?死んだんじゃないのか?)
みさえ「そ、それはその…あたしが手を滑らせちゃって…」
ミッチー「…ふーん、あ、トイレ借りますね」ガチャッ
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ヨシリン「じゃあ僕は台所借りますねー」
みさえ「ちょ、ちょっとぉ…」
ヨシリン「あー!やっぱり野原さんち今日すき焼きじゃないですか!もう僕らも誘ってくださいよ~」
みさえ「なんであんた達を誘わなきゃいけないのよ」
ヨシリン「大勢で食べた方が楽しいじゃないですか。みさえさんお椀どこですか?」
みさえ「なんでご馳走になる気まんまんなのよ…」
ヨシリン「すき焼きたべるならやっぱり庭取養鶏場の卵ですよね~」
みさえ「話を聞け!」
ヨシリン「お箸は引き出しですか?」
みさえ「だから勝手に準備すな!」
ヨシリン「みさえさんは僕に構わずすき焼き暖めててくだ」
ガタッ
ドスッ
みさえ「え?」
ヨシリン「あ…な…なに…」
しんのすけ「・・・・」
みさえ「え…?しんちゃん…なんで包丁をヨシリンに刺してるの…?」
しんのすけ「・・・・」
みさえ「しんちゃん…?ねぇ?なんで黙ってるの!?」
みさえ「あんた…生きてるの…?なんでヨシリン刺しちゃったの…?」
しんのすけ「かあちゃん…」
みさえ「ど、どうしよう…救急車?え、しんのすけ生きてる…?」
しんのすけ「かあちゃん!110番だゾ!」
みさえ「!?」
しんのすけ「“とうちゃん”がヨシリンを刺しちゃったゾ!!」
みさえ「え?え?」
しんのすけ「“とうちゃん”が包丁持ってるぞ!!早くしないとオラ達も殺されちゃうゾ!!」
みさえ「!!」
ひろし「おい!しんのすけの声がしたけどいたのか!?」
みさえ「…」ダッ
ひろし「な、なんだこれは…!?なんでヨシリンが刺されてるんだ…!?」
ピポパ プルル…
みさえ「もしもし!?警察ですか!?夫が!夫が人を刺しちゃったんです!!」
ひろし「しんのすけー!どこだー!出てこーい!!」
しんのすけ「あと数十分…警察が来るまでのかくれんぼだゾ…」
ひろし「どこだー!?」
みさえ「警察はまだなの!?」
ミッチー「ふぅ~スッキリした。野原さーん、すき焼き食べま」
ヨシリン「・・・・」
ミッチー「え?」
成功するわけねーだろアホか?
ミッチー「ヨシリン…?なにしてるの…?な、なんかのドッキリかな…?」
ヨシリン「・・・・」
ミッチー「いや…いやぁああああああああ!!!!」
ウ~ウ~
みさえ「来たわ!」
ひろし「コラァッ!どこに隠れてやがんだしんのすけー!!」
ドンドンドンッ
警察「警察です!大丈夫ですか!?」
ガチャッ
みさえ「はやく!息子も殺されちゃう!!」
警察「失礼します」
バタバタバタ…
その後とうちゃんは警察に事情聴取されることになった
オラはかあちゃんと共謀してとうちゃんがヨシリンを刺したと証言した
もちろんとうちゃんは否認したけど、これまでのオラへの虐待の通報やかあちゃんへのDVなんかもあってなかなか容疑が晴れないみたいだゾ
とうちゃんはオラが刺したと言ってるみたいだけど、5歳児の身長で成人男性の背中を刺すのは難しく今のところオラへの疑いはないようだゾ
(そこも計算して台所のテーブルから飛びかかって刺したんだゾ)
みさえ「パパ、刑務所に入ったらいいね…」
しんのすけ「うん…」
みさえ「いままで辛かったね…」
しんのすけ「うん…」
みさえ「これからはママと二人で幸せに暮ら」
しんのすけ「やだゾ」
みさえ「…え?」
しんのすけ「かあちゃんとは暮らさないゾ」
みさえ「何を言ってるのしんちゃん?ママと暮らさずにどうするのよ?」
応援してる
しんのすけ「かあちゃんこそ何を言ってるんんだゾ」
みさえ「え?」
しんのすけ「いままでとうちゃんに殴られそうになるたびなんでもオラのせいにして、かあちゃんも一緒になってオラを殴ってたくせに」
みさえ「そ、それは…」
しんのすけ「自分の身代わりに息子を差し出すようなかあちゃんと暮らせるわけないぞ」
みさえ「ママには…ママはしんちゃんがいないと…」
しんのすけ「そんなの嘘だゾ。オラがいた方が生活保護受けられたりしやすいからだゾ」
みさえ「そんなわけないじゃない、そんなことで生活保護受けられたりするわけ」
しんのすけ「かあちゃんは悲劇のヒロイン気取りたいだけだゾ」
しんのすけ「もうオラにはとうちゃんもかあちゃんもいらないゾ」
みさえ「しんちゃん…」
しんのすけ「かあちゃんもとうちゃんと同じ目にあいたいの?」
みさえ「!」
しんのすけ「オラがその気になればかあちゃんも警察のお世話になるかもしれないゾ?」
みさえ「・・・・」
しんのすけ「じゃ、オラもう行くから」
その後、オラは児童養護施設で暮らすことになったゾ
とうちゃん逮捕以降熊本のじいちゃん家に預けられてたひまわりも、熊本のじいちゃん達ができるだけかあちゃんから遠ざけた方がいいと判断してしばらくしてから施設に来ることになった
今ではオラもひまわりも施設に馴染んで新しい友達も出来たゾ
でも、時々とうちゃんやかあちゃんがオラを連れ戻しに来るんじゃないかと思って怖くなるゾ…
終わり
お疲れさん
さて寝るかな
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