【就活】面接の質問で「生まれはどこ」「両親の仕事は」はNG? 熊...
エントリーシートや就職面接で、その質問「NG」かも。
7月1日は企業の高校訪問解禁日だが、熊本労働局は、選考の際に思想や家柄につながる質問をしないよう呼びかけている。
「場を和ませようとつい聞いてしまうこともある」(同局職業安定課)ため、注意が必要だ。
労働法は、人種や性別のほか、社会的身分や信条により採用時に差別的な扱いをすることを禁じている。
それらにつながる恐れのある質問は不適切で、厚生労働省は、両親の仕事や支持政党、結婚観など11項目を例示している。
中には「家の車はなに」「一人っ子なの」「好きな歴史上の人物は」といった、普段の会話の中で、つい聞いてしまいがちな項目も含まれている。
違反しても罰則はないが、指導の対象になる。
同課は「面接時にはあらかじめ聞く項目を決めておき、思いつきの質問はしない」などの対策を推奨する。
8月には、県内事業者を対象にした説明会も予定している。
高校卒業予定者への面接は9月16日から可能になる。(太路秀紀)
2018/7/1 09:59
熊本日日新聞
https://this.kiji.is/385973015257662561?c=92619697908483575
■差別につながる恐れのある不適切な質問の例
「生まれはどこ?」(本籍・出身地)
「両親の仕事は?」「一人っ子?」(家族)
「どんな家に住んでいるの?」(住宅状況)
「家の車はなに?」(生活・家庭環境)
「どの政党に考えが近い?」(支持政党)
「結婚はしたい?」(人生観・生活信条)
「好きな歴史上の人物は?」(尊敬する人物)
「マルクス主義をどう思う?」(思想)
「加入している団体はある?」(社会運動)
「何新聞を読んでる?」(購読新聞・雑誌)